車のタイヤは、いつ買っても同じだと思っている人は多いと思いますが、実は季節によって価格は変動しているのです。
今回は、車の夏タイヤについて、買い時や賢い買い方、知っておきたいポイントなどをご紹介します。
夏タイヤの価格が高い時期
タイヤは、需要が高まる時期になると価格が高くなります。春のタイヤ交換時期は、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換需要が高まるため、タイヤ価格は高くなります。
また、タイヤは、人気のあるサイズや銘柄だと、3月~4月頃には在庫がなくなる場合があります。特に、インチ数が大きいタイヤや、燃費性能の高いタイヤなどは、早めに在庫がなくなる傾向があります。
夏タイヤの買い時
夏タイヤの買い時としては、以下の3つの時期が挙げられます。
秋のタイヤ交換時期(9月~10月頃)
- スタッドレスタイヤの販売が本格化するため、夏タイヤの在庫処分セールが行われる場合があります。
- 型落ちモデルや前の年のモデルが大幅に値下げされることがあり、掘り出し物を見つけられる可能性があります。
- 希望する銘柄やサイズによっては、在庫がない場合もあるので注意が必要です。
年末のセール時期(11月~12月頃)
- 多くの販売店で年末セールが行われ、夏タイヤも割引対象となる場合があります。
- クリスマスやお歳暮などのギフト需要も相まって、比較的安価に購入できる可能性があります。
- 希望する銘柄やサイズによっては、在庫がない場合もあるので注意が必要です。
夏タイヤを買うポイント
夏タイヤを賢く買うためには、以下の点に注意しましょう。
事前に価格を比較する
複数の販売店で価格を比較し、最も安いお店で購入しましょう。インターネットショップやタイヤ専門店などを活用するのも有効です。
型落ちモデルを狙う
最新モデルよりも型落ちモデルの方が、大幅に安く購入できる場合があります。性能面で大きな違いがない場合は、型落ちモデルを選ぶのも一つの方法です。
キャンペーンやクーポンを利用する
多くの販売店では、タイヤ購入時にキャンペーンやクーポンを提供しています。購入前に必ず確認しましょう。
知っておきたいポイント
夏タイヤを購入する際には、以下の点にも注意が必要です。
車種に合ったタイヤを選ぶ
車種に合ったタイヤを選ぶには、以下の3つのポイントを考慮する必要があります。
タイヤサイズ
タイヤサイズは、タイヤ側面に刻印されている英数字で確認できます。
【例】225/50R17 88V
- 225 : タイヤ幅 (mm)
- 50 : 偏平率 (%)
- R : ラジアル構造
- 17 : ホイールインチ数
- 88 : ロードインデックス (タイヤ1本あたりの最大許容荷重)
- V : スピードシンボル (タイヤ1本あたりの最大許容速度)
車の取扱説明書には、純正タイヤサイズが記載されていますので、必ず確認しましょう。純正タイヤサイズよりもインチアップしたタイヤを装着することも可能ですが、乗り心地や燃費などが悪くなる可能性があるので注意が必要です。
車種
車種によって、必要なタイヤ性能は異なります。
- セダン・クーペ : 燃費性能や静粛性に優れたタイヤがおすすめです。
- ミニバン : 快適性や耐荷重性に優れたタイヤがおすすめです。
- SUV : オフロード性能や耐摩耗性に優れたタイヤがおすすめです。
- スポーツカー : ハンドリング性能やグリップ性能に優れたタイヤがおすすめです。
タイヤメーカーによっては、車種専用のタイヤを開発・販売している場合がありますので、検討してみるのも良いでしょう。
タイヤの状態をチェックする
購入前に必ずタイヤの状態をチェックしましょう。ひび割れや偏摩耗などがないか確認し、問題があれば交換が必要です。
適切な空気圧に調整する
車の適切な空気圧は、一般的には車種やタイヤのサイズによって異なりますが、多くの場合、車両メーカーやタイヤメーカーが推奨する空気圧を確認することが重要です。一般的な目安としては、車両のドアの内側や燃料フタの近く、もしくはオーナーズマニュアルに記載されている場所に、正しいタイヤ空気圧が示されています。例えば、普通乗用車の場合、タイヤ1本あたり約30〜35psi(ポンド毎平方インチ)が一般的な推奨範囲とされていますが、車種や使用条件によって違いがありますので、必ず指定された範囲を確認してください。
まとめ
車の夏タイヤは、買い時や賢い買い方を知っておくことで、お得に購入することができます。安全運転のためにも、定期的にタイヤの状態をチェックし、適切な時期に交換しましょう。
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